cardboard-house-painting.jp topcardboard-house-painting.jp FLASH vercardboard-house-painting.jp HTML ver新宿区ダンボール絵画研究会当時の制作ノート

だるまトーテムポール

トーテムポール
吉崎タケヲ 作 / 西口地下広場(参照


ここで制作されたのは「絵画」だけではない。
立体作品も結構創っていた。

「Takewo」はとても器用で、平面の絵ばかりではなく、立体造形もいいものを造る。
この他にも結構ここで立体作品を創っていたはずだが、写真がないのが残念だ。

トーテムポールには並々ならぬ興味があった。
原始信仰は「野蛮」で「幼稚」で「遅れた」人間だから産まれたのか?
違うな。
オレはそう感じていた。
むしろ、「進歩」と「進化」を信じて美しいものを蹂躙しまくっている現代の方が「野蛮」だ。
いや「現代」という抽象的な表現はよそう。「アメリカ的」と言おう。
戦争に負けたせいだと思うけどさ、いくらなんでも「アメリカ」に追随し過ぎだよ、日本は。
なんか利益があるンかも知れないけど、オレたち日本人ってあんなに「軽薄」な精神性、持てないだろ。
アメリカ的合理主義がそんなに「カッコイイ」ンか?
アメリカでカッコイイのはロックンロールが産まれたことと、スターウォーズがあることぐらいだぜ。
けど「ロックR&R」って黒人文化を搾取しただけじゃん。
それをオリジナル文化として強者の理論で売りまくったわけじゃん。ホントは「アメリカオリジナル」ではないじゃん。
それを「自分達の文化だ!」と言い張ってる。
多分その傲慢極まりない「野蛮」さがカッコイイのかも知れんけどさ。
「侵略」と「搾取」と「暴利」と「暴力」がアメリカのカッコよさでもあることは確かだ。
それに憧れた日本があるってのも確かだ。

「ロック」と「スターウォーズ」は許す。

けどよ、日本は何千年とある歴史があるんだからさ、もう軽薄で傲慢でデリカシーのかけらもない盗人な強者に憧れるの、よそうぜ。

段ボールハウス絵画集 | コメント (0) | トラックバック (0)

線による絵画

線による絵画
吉崎タケヲ・武盾一郎 合作 / 西口地下広場(参照


黒以外のペンキがほとんどない中からあみ出された見事な作品。

とにかくオレたちは貧乏だった。
しかし「オレは貧乏だ」なんて言ったら、「ふざけんなあ」と、ここに暮らす人たち殺されてしまう。
とにかくペンキがなくなってしまって、買う金もなくって、そこから「アイデア」が生まれたことは多々あった。
ペンキがなくなったら「泥ででも、何ででも描いてやる」気でいたから「苦しく」はなかった。
逆にこんな「ヒラメキ」を与えてくれた「苦境」に感謝しようぜ、なんて感じだった。
「希望」「欲望」「衝動」全てが絵を描くことに集約されていたから。

段ボールハウス絵画集 | コメント (0) | トラックバック (0)

大頭

大頭
吉崎タケヲ 作 / 西口地下広場(参照


「TAKEWO」一人による作品。

この絵のいきさつについては「TAKEWO」に聴いてみないと分からないが、彼女にしてみれば「カワイイ」作品である。

段ボールハウス絵画集 | コメント (0) | トラックバック (0)

天女

天女
武盾一郎・吉崎タケヲ 合作 / 西口地下広場(参照


「TAKEWO」の描写が冴え渡る逸品。

そう言えば、この絵を観ながら子供が「どう見てもニセモノに見えない」とよくわからない感銘の言葉を残していったことがあった。
オレたちはストリートで絵を描き続けた。まさにグレートなライブペインティングだった。
しかし「ストリート」ってだけでオレたちが美術的にランクが低いと勘違いしている「アート畑」のバカどもにはホトホト情けなくなるばかりだ。
技術的に言ってもオレたちはイッパシなのだ。「ヤマネ」は現在肖像画家であるし、「TAKEWO」は十代から魅力的な油絵を描いていた。
 

結局「東京芸大」出身がモノを言う。美大、芸大で固まって高飛車に「現代アート」ごっこをしてる。
無能な鼻クソオヤジどもは「芸術」だの抜かすくせに、結局売れる強者にへばりついていい気になっている。
醜さ極まりなく悲劇だ。誰も何も感じてないところも含めてまさに悲劇だ。

段ボールハウス絵画集 | コメント (0) | トラックバック (0)

眠る人

眠る人
武盾一郎 作 / 西口地下広場(参照


わりと後期の作品だと思う。
人体の形が初期の作品からどんどん簡略化されて行くのが分かる。

よく絵が「恐い」とか「暗い」とか言われたが、平穏な感じの作品も結構あるのだ。
恐い絵という印象は絵画の描かれているこの状況をも含むからだと思う。
場所は新宿西口地下道、まさに「アンダーグラウンド」。
金の為でもなく、「描きたい!」という衝動のみで突き進んだ。まさに「アンダーグラウンド」。
アウトサイドしてしまった人たち、「ホームレス」と呼ばれた人たちの家、段ボールハウスに描き続けた、芸術という業界からは完全にアウトサイドしている芸術活動、まさに「アンダーグラウンド」だ。
断っておくが、いわゆる「アングラ」ではない。「アンダーグラウンド」だ。
「サブカル」ではない。「アンダーグラウンド」だ。
現実を直視できないから世の中を斜めに観て、必要以上にわざとひねくれてみて、ちょっと知的なテイストを加えて、スキマ産業的なマイナー思考で群れてはしゃぐ「サブカル」、「アングラ」ではない。
直球のど真ん中。
オレは「王道」をやってたつもりだ。

段ボールハウス絵画集 | コメント (0) | トラックバック (0)

previous << |  1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  |  7  |  8  | 9 |  10  |  11  |  12  |  13  |  14  |  15  |  16  |  17  |  18  |  19  |  20  |  21  |  22  |  23  |  24  |  25  |  26  |  27  | >> next