cardboard-house-painting.jp topcardboard-house-painting.jp FLASH vercardboard-house-painting.jp HTML ver新宿区ダンボール絵画研究会当時の制作ノート

家
武盾一郎・吉崎タケヲ・山根康弘 合作 / 地下鉄「京王新線」へ続く地下道(参照


家とは何?
そんな問いかけをしたかったのだろう。

酔っぱらったオヤジの吐く息には悪魔がいる。
心と書かれた暗いマンホールの穴に落ちようとしている。
後ろ姿の割烹着のお母さんは恐らく亭主のだろうネクタイを包丁で切り刻んでいる。
女の子が人形を同じく包丁で切り裂こうとしている。
胸を開いた男の内部には「家」の文字が。
そしてその影は鳥カゴになっている。
男の子が ひとりぼっちでカレーをつまらなそうに見ている。お茶碗が倒れたのも気付かない。
キャリアウーマン風の女性の足元には泣いている黒い影がいる。。。

オレの思春期は「努力」と「真面目」がもっとも軽蔑された時代だった。
掃除とかを真面目にやってると「ブリッコ(凄い懐かしい単語)」などと呼ばれた。
「ツッパリ(再び凄い懐かしい単語)」と呼ばれた連中がハバをきかせていて、彼らに目を付けられないように目立たないようにする必要もあった。
「勉強が全てではない」と教えるけど、進学は偏差値の縦割りだった。

この世は嘘だらけに感じた。

せめて不良にでもなれればよかったが、そんな度胸もなかった。
アメリカのヒットチャートとクラフトワークとピンクフロイドとビートルズの音の中だけがオレの居場所だった。
スピーカに耳を押し付けて「現実に戻りたくない!」とボリュームを上げた。

世を嫌う性格は片田舎のごく普通の中学校で大いに磨き上げられた。

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てんびん

てんびん
太田倫美 作 / 地下鉄「京王新線」へ続く地下道(参照


みんな心の家を持っているかい?

ホームレスと呼ばれる人たちだけが「家」なしなのか?
社会でウダツを上げているヤツらも実は「ホーム(心の家)」を持っていないのかも知れない。
「ホームレス」(と呼ばれる人たち)に対する嫌悪感は姿形としてそれを映し出してしまっているからかも知れない。

いっそ「ホームレス」になれたらどんなに楽か...。

みたいなことを感じる人って結構いるらしいが、路上生活こそ「弱肉強食」。生物的世界に近い。

人間社会が「せち辛い」とか言ってるけど、純粋な食物連鎖の生存競争の中の方がどれだけ「死」に満ちているか。
恐らく誰もが人間であることに感謝するだろう。

俺は「日本」は好きだが、この国の「ヘナチョコ鼻糞ナンチャッテ民チュチュギ国家」は反吐が出る程嫌いだ。
しかしこんな国家でもこんな政治でも、生物たちの熾烈極まりない「喰うか喰われるか」生存競争より楽だし、特に俺みたいな弱者は生き易い。

ここ地下道ではよく「人が死んだ」
生きてること自体が「奇跡」のように思ったりもする。

まずは生きていることに感謝しようぜ。

Flashヴァージョンにはない追記:下書き(だと思う)
why_sitagaki.jpg

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わに

わに
武盾一郎・吉崎タケヲ 合作 / 地下鉄「京王新線」へ続く地下道(参照


「わに」(この国の常識、この国の価値観、この国の道徳、そして国家権力)に喰い殺される「人」(オレたち、そしてここ新宿の地下道に暮らす人たち)

やっぱりかなり権力批判的な「メッセージ」をわかり易く描いた作品も多い。
極力「意味的」な絵を描かないようにつとめていたが、どうしてもオレの性質上反逆的な「メッセージ」をダイレクトに描いてしまう。

「尾崎豊な(理屈で攻撃するナルシスチャイルド)」ジェネレーションは「金八先生(人情理想主義)」「パンクロック(とにかく破壊)」はどうしても刷り込まれているのだ。

オレも「上手」になることは「カッコ悪いこと」と信じていたし。

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まんがの家

まんがの家
武盾一郎・吉崎タケヲ・山根康弘 合作 / 地下鉄「京王新線」へ続く地下道(参照


家そのものがコミック!
ふんぞり返った芸術よりも「漫画」を尊敬したオレたちの傑作!

伝統芸能以外で世界に誇れる日本の文化と言えば「アート」ではないことだけは確かだ。

当時オレたちは「漫画」だと思っていた。

今は「テクノ(アンビエントとかも含めた)」と「ゲームやCG(2D,3Dともに)」がプラスされると思う。

私見だが、古典伝統芸能以外の日本の芸術は「ハナクソ」より価値がない。

「現代美術」なんぞ「商品」にも「理想」にもなれない、プライドだけ高い一流大学出の無能不能野郎どもと同じだ。

悪いが「ネコの口臭」の方がもっと価値がある。

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この国の歯車って?

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武盾一郎・吉崎タケヲ 合作 / 地下鉄「京王新線」へ続く地下道(参照


日本から沢山の「人」の字が出て歯車に吸い込まれて行く。
「人」はベルトコンベアにのっかる。そこから落っこちたりするヤツもいる。
ベルトで運ばれた先には幼児がいて吸いこまれる。
片方の幼児は栄養失調となり「屍」のようになっている。

この国とは一体どんな国なのか、っていうのをオレは表現していたような気がするくらい「日本国」にはこだわっていたようだ。

だからなのかここ新宿での制作は「創作」だとは思っていなかった。

むしろ「この国のデッザン」だった。

見事にリアルなデッザン力ではないか。

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