cardboard-house-painting.jp topcardboard-house-painting.jp FLASH vercardboard-house-painting.jp HTML ver新宿区ダンボール絵画研究会当時の制作ノート

ハルの絵

ハルの絵
えもりはるひこ 作 / 西口地下広場(参照


一回だけ描きに来た現在紙芝居師「えもりはるひこ」の絵。

武盾一郎、吉崎タケヲ、山根康弘の三人以外にもここに描きに来た人たちは結構いた。
その中の一人「はる」が描いた絵。「はる」は「イトヒサ」とふたりで1996年にここ地下道にやって来たのだ。
二十歳行くか行かないかの男の子二人組だ。


このくらいの年代はいいね。
右翼だとか左翼だとか知らないし、表現と反体制が直結してしまうコトとか考えてないしね。
直感なんだよね。
ただ、危険なのは、ていよく強者の都合に流されている状況に気づけないってコトだよな。
大体、「近代」というシステムを導入しているコト自体にオレは違和感を感じるよ。
坂本竜馬は確かに偉人だと思うけどさ、幕末から明治時代初期の歴史で開国派だけを「正義」として教えてるこの国の史観自体「気色悪く」ねえか?
日本人の性根ってそんなにヒヨワだったんかねえ。違うと思うなあ。
確かに「欧米列強には力では到底勝てない」。
そんな中で「苦渋、そして屈辱と恐怖の選択」として開国したんぢゃねえのかなあ?
オレはそう思うけどなあ。
「腐敗しきった江戸幕府政治から、栄えある近代国家樹立としての開国」ってウソくせえよなあ。
それから「卑劣極まりない国家神道天皇制から民主主義へと華麗なる変貌を遂げた戦後の日本」って言うのもウソ臭えよなあ。
戦争に負けたからって「ケロ」っと連合国側の都合を神のように崇める史観ってなんなんだよなあ。
さらに「テロのない平和とグローバリゼンションへの21世紀だ」っつーのもウソ臭えよなあ。
結局、これって全部「強いもの」が「侵略」してるに過ぎねーんぢゃねーの。
下らねえ右翼だの左翼だのって言い争いは、いらねえ。
でもよ、無知蒙昧に強者の敷いたプロパガンダに何の屈託なく頷いちゃあ、いけねーぜ。

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イトヒサの絵(2)

イトヒサの絵(2)
鷹野依登久 作 / 西口地下広場(参照


96年の夏に描きに来ていたイトヒサの絵。

イトヒサはアクリル絵の具で描いていた。
チューブの絵の具を沢山持って来ていたが、段ボールの巨大なキャンパスではあっという間に画材が無くなった事だろう。

ちなみに当時の髪の毛は緑色で、のちに真っ赤になっていた。

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イトヒサの絵(1)

イトヒサの絵(1)
鷹野依登久 作 / 西口地下広場(参照


96年の夏に描きに来ていた鷹野依登久の絵。

96年、いつものように新宿の地下道で絵を描いている時だった。
幼い顔をした男ふたり、イトヒサとハルはオレの所に来て「絵を描かせてほしい」と言って来た。
その言葉があまりにもたどたどしかったのでオレはてっきり「知恵おくれ(差別用語か…、じゃあ何と言おうか、脳に障害があって社会人としてちょっと難がある人(こっちの方が差別っぽいなあ…))」だと勘違いしてしまった。

別にオレがここを仕切っている訳ではないので、描きたい所があったら自分で家主たちにことわって描きなよ、みたいな感じで返事をしたと思う。

「イトヒサ」こと「鷹野依登久」は現在、SWAMP-PUBLICATION主宰。自主制作アーティストブック等をプロデュースしている。

この当時18歳。

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土偶

土偶
武盾一郎・吉崎タケヲ 合作 / 西口地下広場(参照


その後、絵の上から段ボールを補強した写真しかないのが残念。

弥生文化より縄文文化に対してロマンを感じてしまうのはオレだけだろうか。
自分達は宇宙からやって来たと言う史観を持ち、自然と調和し、高度な文明を持ち、ユーモラスな造形感覚を持った人たち。
だからと言って太古の生活に戻ることは出来ないよなあ。今よりずっと恐ろしい世界だとも思うし。

いわゆる原始人の格好とか野蛮なイメージが付きまとうが、案外洗練されてた気がしてならないのだ。
大体、太古の人間が劣っていて今の人間の方が優れているって考え方って変だぜ。
「進化」っていう妄想はもう捨てた方がいいんじゃねえのか?
「進化」ってもともと西欧の思想だし。
アフリカや南海洋諸島の人間は太古の生活を守っているから「遅れている」って、変じゃねえか?
逆じゃないのか?


日本人が白人の真似して来て100年以上経つけど、いいことあったんかなあ?
白人の真似して「近代国家」仲間入りしたがってさあ、白人の真似して侵略しようとしてさあ、白人の真似して戦争してさあ、白人は自分以外が侵略行為をすることは許さない傲慢な連中だから「日本人のサルごときが我々の真似をするな」と原爆落としてさあ。
その後も、白人を追随して、自らの伝統をことごとく破壊してさあ、日本の神々を葬り去ってさあ、精霊たちを殺しまくって、白人の真似して金儲けてさあ。
白人は自分以外が金儲けをするのを許さない傲慢な連中だから「日本人のサルごときが金を儲けるな」とバッシングして金儲けも失敗してさあ。
繊細でまろやかな美感も捨ててさあ、西欧の脅迫観念的に徹底されたモノを美しいとしがみついてさあ。
何かいいことあったんかねえ?

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宇宙とうさぎ

usa_450.jpg
武盾一郎・吉崎タケヲ 合作 / 地下鉄「京王新線」へ続く地下道(参照


ちょっとシュールに。
二人の合作だが、タケヲがメインの作品。

ここの家主はオッサンではなく「お兄ちゃん」だった。
そのせいなのか絵もなんとなく「かわいい」。

表現って「強烈にひとりよがり」である必要性ってあると思う。と同時に、「強烈にエンターティメント」である必要性もある。
一見矛盾しているんだけど、両方必要なんだよなあ。
頑固である必要はあるけど意固地になってはいけないし。
でも、やっぱり「売れる」か「賞」をとるかしないとダメなんだろうなあ。
芸術って言うけど、結局「金」と「名誉」を手に入れて見返したいんだよなあ、本当は。
その夢は遠いと痛感して「生きる望み」の全てを失っても、結構生きて行ったりするんだよなあ、それなりに「幸せ」を見つけたりしてさあ。
でもやっぱり、「悔しい」と感じる自分が居て、とっても辛いよなあ。
うまくやってるヤツらに嫉妬して、悔しくてのたうちまわったり。
でもさ、だんだんあきらめも入って「悔しい」とも思わなくなる自分もなんだか厭だよなあ。
とか言いながら、今はそれでも結構幸せだと思ったりするよ、なんて、ちょっと悟ったフリしたりして。
生きてるから苦しいんだ、けど、そんなことより「生きたい」欲望が勝ってるンかなあ。
どんなにショボイ人生だろうとも、「生きていたい」んだろうかなあ。
そんなような気もするけど。
オレってやっぱダメなのかなあ。何やっても浮かばれないのかなあ。
大体「才能」あんのかなあ?
「運」もないといけないしなあ。
金持ちの家庭で、両親は離婚してないでふたり揃っていて、愛をたっぷりと注がれて幼少期を過ごしてないと、ダメなのかなあ。
毎日頑張ってるつもりなんだけど、やっぱダメなのかなあ、オレ。
普段こんなことを思ってたりするオレってやっぱダメ人間なんだろうかなあ。
悔しいなあ。オレってバカだなあ。
クソー!
頑張るぞ、見返してやるぞ。
負けるな。
公団育ちの貧乏人だって、片親だって、やりゃあ出来るんだ。
十代がジミな人間だって、やりゃあ出来るんだ。
運動音痴だって、やりゃあ出来るんだ。
なめやがって、みんなオレをナメやがって。
クソー、頑張ってやる。

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